2021年は大変な1年でした。
コロナ対策で緊張の中に創り上げた第103公演は公演4日前に中止。とても良い戯曲に出会い8カ月もかけてじっくり稽古をして本気でいい芝居になると思っていたのに、チケットを予約してくださった沢山のお客様に観せられず、とても悔しかったです。
そしてその後は休まず、外部の仕事で「歌劇 幕臣渋沢平九郎」
演出、美術、美術製作、演技と幅広く携わったこの公演は、普段は絶対に出会えないセクションの方々と創る舞台で、色々勉強になりました。
オペラではありますが大人数の合唱団と演劇が融合したひと味違った和製オペラでした。
劇団員は疲弊してましたが(笑)、舞台は成功しましたし、いい経験をさせてもらいました。
今まで埼芸は一年中芝居創りで走り続けていたので、外部の仕事は100%断っていました。コロナで活動自粛していなければ外の世界を見ることはなかった。
こんなに勉強になるのね。これからはお手伝いできることならば外部の依頼も受けてもいいなぁと思いました。
さて、来年はどんな年になるのかな。
毎日欠かさず流れるコロナのニュース。丸2年が経ちますね。医療従事者の方々には頭が下がる思いです。
今は落ち着いてるコロナですが、年明けがまた心配なAI予想のニュース。
早く普通に芝居を創れる世の中になってほしいです。でもしばらくは我慢の日々は続きそうですね。
埼芸としては、まずはひとりひとりが健康でありますように。「これが最後」と思いながら命がけで目の前の芝居を創ってるなんて、若い人には想像つかないですよね?
埼芸は芝居バカの人達が57年紡いできたそういう劇団です。
来年もどうぞ宜しくお願いします!